2025/12/02
【その他】中島が犬を触ったときに感じること
こんにちは。DOGLIFECorinth~13:13~のトレーナーの中島です。
当店は各ご家庭に赴いてそのご家庭に合ったしつけ方をアドバイスしています。その子の性格傾向と家の環境に合わせてかかわり方を提案するから飼い主様も納得しやすく、自分たちのペースで進んでいけるサービスを提供しています。しつけは1歳までと言われますがお客様には14歳の子もおり、犬種や場所問わず全国出張で受け付けておりますのでご興味のある方はご連絡ください。
今日のテーマは
「中島が犬を触ったときに感じること」
です。
読んでほしい方
・中島は初めに何を考えているのか?
・犬から読み取ることって?
・うちの愛犬を見てほしい
という方必見!
今回は、私が勉強したことを記事にするのではなく、私が主体的に感じることや経験談を話していきたいと思います。そのため完全に私本位の意見であり、違うことがあってもご容赦いただけたらと思います。
〇はじめまして
あ、ここのお宅だ。「ピンポーン」
私の仕事はここから始まります。この時に吠えてしまうかどうか。吠えるなら吠えるなりに見えることがあり、吠えないなら吠えないなりに感じるところがあります。
吠える子というのは家の中で長になっている可能性があり、その子が家の守り主になってしまっているかもしれません。そういう子は家を守っているのではなく、家にいる家族を守っていることが往々にしてあります。だから家族がいないときは吠えないけど、家族がいるときは吠えるということが発生するのです。また、吠えない子によくみられるのは、ぼーっとしていたり、過度な緊張で縮こまってしまうケースです。それでも問題がないわけではありません。隠れた気持ちが存在することがあるのです。ですからまずチャイム音を鳴らすことでワンちゃんの性格の概算を付けています。
〇家の中に入る
そして家の中に入るとワンちゃんは近寄ってきますが、執拗に臭いをかぐのか、じーっと私を見て観察しているのか、はたまた吠えているのか、飼い主が捕まえられるのか、抱っこできるのか、抱っこしたら吠え止むのか・・・その状況に応じて感じるところも、対応も変わってきます。
たとえフレンドリーに近寄ってきてくれるとしても、問題がないわけではありません。仲良しになると噛んでくる子もいますし、外面がいいだけの場合もあります。じーっと私を見て吠えそうにしてくる子は一番注意をします。そういう場合は見ません。人によっては「負けてはいけない」とかいう人もいますが、じっと見てくる子は大抵マイナス感情なのであまり近寄らないのが得策です。「何もしてこない」と分かって初めて安心するので。見ちゃっても「ごめんね~」と終わらせることが吉。
吠えている子には、その場で吠え止む持ち方をさっそく指南しますし、抱っこできない子、捕まえられない子は後で捕まえる練習を教えようと思ったりします。また、私のやり方をそのまま飼い主さんにお渡しできるかも考えています。犬に色々な気質があるように、人間にも様々な性格・気質があります。活発な人もいれば、穏やかな人もいます。だから私のやり方をそのままお渡しすることもあれば、その飼い主さんに伝わりやすいように手を加えて指南します。ただのドッグトレーナーは犬のことは知っていても、飼い主の気質まで見ません。チャイム音から、家の中に入るだけで中島はいろんなタイプ論を展開しています。カウンセリングが始まる前から実はしつけの方針を考え始めていると思っていただけたらと思います。
〇放してみて感じること
よく、放しても大丈夫ですか?と言われますが、たとえ噛む子でもどうぞ放してみてください。過去に1例だけ放した瞬間にガブ!と噛まれましたが、ほとんどの犬は急に攻撃することはありません。まずは臭いチェックが優先されます。もし私がその時に圧をかけたりすれば警戒されますが、好きなだけ臭いを嗅いだらおとなしくなる子は多いです。(吠える子は別として)
放してみても、私のほうに来ない場合であったり、保護犬である場合は挨拶すらしないで放っておく場合があります。また、わざと私の姿を見せないように隠してもらったりする場合もあります。判断基準はありませんが、この子には時間をかけたほうがいいなと直感的に思った場合です。(ごめんなさい、言葉にできません)
過去には、保護犬を飼ってみたが全然距離感が分からなくて触り方すら分からずに困ったというケースも多々見てきております。同じ犬だからとショップ上がりの子と保護犬は全然違う生き物だと思っていただけたらと思います。保護犬でも環境が違えば対応は変わってくるし、性格によっても違いますから、動画だけでは対応の仕方はわからないかもしれません。
〇触ってみて感じること
警戒心を解いてもらうため、私はカウンセリングを挟んでから触るようにしています。やっとその子の番になる感じです。私が大切にしているのは、触ったときの「ファーストインプレッション」。それが+なのか-なのかがすごく大切。いっぱい手をかけられている子もいれば、なかなか手が回っていないで問題を起こす子もいます。ほかにも見るところがたくさんありますが、触ったときの感想は必ず飼い主さんに伝えるようにしています。すると飼い主さんの心情とすごくぴったり合うことが多い印象です。マイナス感情を抱えた子は飼い主さんもそうだし、いっぱい手をかけられている子はプラスの感情が湧き出てくるのです。
その感情と、カウンセリング結果や性格診断を見比べて総合的に判断し、今この子が何を感じているのか、どうしてほしいのかを心理的に判断します。私はアニコミのように分かるわけではありませんが、犬が思うエッセンスを拾っていくと結果的に犬の気持ちが分かるという感じです。犬の気持ちを汲み取ってあげたうえで、飼い主さんができるしつけを織り交ぜてあげると、「うちの子天才だったの?!」と驚かれる方が多いです。逆にいままで、犬は「わかって!」と連呼していただけなのかもしれませんね。
「触る」と聞くと「なでる」を彷彿すると思いますが、わたしの触るはいろんな方法があって、いろんなセンサーでその子の情報を汲み取った触り方をしています。この感覚は動画ではわかることはないと思いますし、たぶん私に備わったものなのだろうと思います。触る一つとっても真剣に触るといろいろなことが分かるんですね~。
しつけ・トレーニングは相手を変えたいというシーンがほぼほぼかもしれませんが、私のお客さんは「飼い主が変わらないといけない」ということを深くご理解いただいていると思っています。飼い主の意識が変わればこんなに愛犬は変わるんだということを体験できると「よかったな~」と思いますし、また一人救われたなと思うことはよくあります。
いかがでしたでしょうか。
私は愛情のない飼い主は少ないと思っています。(いないとは言いません)
ただ愛情のかけ方が実に人間的で、犬に伝わってないのがほとんどだと思っています。今回は犬種の情報でしたが、私はしつけを通して信頼関係や、犬との共生をサポートするためのサービスを提供しております。当店の教えは飼い主さんの事情をくみ取り、その家にしかないしつけを提供しています。愛犬と心でつながりたい。来てもらってよかったと言ってもらえるサービスを提供できたらとおもいます。
是非ご興味のある方はご連絡いただければ幸いです。
私の主に感謝しつつ。
中島
2025/09/27
【整体】犬のしつけと整体に関して
こんにちは。DOGLIFECorinth~13:13~のトレーナーの中島です。
当店は各ご家庭に赴いてそのご家庭に合ったしつけ方をアドバイスしています。その子の性格傾向と家の環境に合わせてかかわり方を提案するから飼い主様も納得しやすく、自分たちのペースで進んでいけるサービスを提供しています。しつけは1歳までと言われますがお客様には14歳の子もおり、犬種や場所問わず全国出張で受け付けておりますのでご興味のある方はご連絡ください。
今日のテーマは
「犬のしつけと整体に関して」
です。
読んでほしい方
・犬の整体ってなに?
・犬のしつけと整体って関係があるの?
・整体って筋肉をほぐすだけでしょう?
という方必見!
〇犬の整体ってなに?
犬の整体と聞くと、筋肉マッサージを連想すると思います。整体自体にはいろいろなやり方で皆様結果を出していらっしゃいますので、これが正しい!とすることはありません。あくまで私が行っている「ペット整体」を紹介したいと思っております。皆さんは人間の整体に通ったことはありますでしょうか。人間の整体にも大手のマッサージであったり、なんとか整体院、整骨院あると思います。私はその中でもカイロプラクティックという背骨を正して健康を保つ方法に出会いました。そのカイロプラクティックを犬に応用したものが、私が行っている整体です。背骨は重力に耐えていて、生きているだけで背骨は歪んでいきます。赤ちゃんよりもご老人の背骨の方が固いのは誰でも想像できると思います。それと同じで年齢を重ねたワンちゃんほど体が固くなっていくことはご理解いただけるかと思います。だから老犬を見るとみんなカクカクあるいていますよね。以前の元気がなくなったとか、落ち着いてしまったとか、それはもしかすると痛みを隠しているだけかもしれません。30代・40代であってもメンテナンスをしている体と、していない体はまるっきり違います。すなわち愛犬の健康を考えると、全年齢整体を受けることを推奨されるということです。
〇背骨にはどんな役割があるの?
背骨は体を支える役割があります。ただ支えているだけではなくて、背骨の中に神経が通っていてすべての指令がその道を通ります。高速道路みたいなものです。この神経につながっていない臓器はありません。筋肉も胃腸もすべて神経につながっています。もしその幹線道路に歪みがあったら臓器たちは正しい行動ができるでしょうか。最近愛犬の食いつきが悪いな、体が傾いてきたな、毛艶がわるくなってきたな。全部歳のせいにしてはいけません。そういう子は大抵背骨が歪んでいることが原因だったりします。
また、パテラやヘルニアという飼い主さんが避けたい症状もあると思いますが、偏った体をしていれば偏ったところに負荷がかかるのは当然です。よく手術をしても治りませんでしたと聞きます。それはその部分だけを治しても、司令塔の道が歪んでいれば治るものも治らないと言えます。また体には既に「なおす」能力があります。しかし道が歪んでいるとドクターが駆けつけるのが遅くなってしまうのです。その結果老廃物が外に出ないでむくんでしまったりとか、筋肉が固くなってしまうとか。
うちの犬はまだ3歳だから大丈夫、5歳だから大丈夫と思っていませんか?まだまだ20代だから大丈夫。30代だから40代だから…70になってからみんなこう言います。「若いうちに見てもらえばよかったわね」と。後悔は先に立たないのです。早いうちにメンテナンスをすることで70代が楽になるという先行投資という考え方です。またそこに至るまでも楽に過ごせるということです。
〇整体の効果
私は毎日愛犬コラッタ(10歳)に整体を施しています。彼の体は完璧です。とても柔らかくてしなやかです。毛並みも艶やかで、直毛なのにしっとり柔らかい。赤ちゃんが触っても気持ち良いと感じるほどです。またもともと優しい顔をしていましたが、整体を始めてから顔が幼くなったと感じています。体のツッパリがあると人間もきつい顔になりますが、痛みが取れると顔に現れるのでしょう。また最も驚きなのが、白い爪が黒くなってきたということです。いろいろな人に聞いていますが、そんな事例は見たことがありません!!!整体の師匠曰く、「今まで止められてきたメラニン色素の道が開通したのかもね。」と。背骨を正すカイロプラクティックおそるべし。
私が整体した中での実績とすれば、気持ちよくて私のそばから離れない子や、会うたびにやってやってと近づいてくる子、施術をしたらバギーから降りてルンルンに歩く子など、若いうちから効果が出ています。何しろワンちゃんが嬉しそうというのが最もうれしいですよね。皆さんの子はそのまま老犬になっても大丈夫でしょうか。
〇しつけと整体に関して
しつけと整体に何か関係があるのかと言えば、あると言えます。しつけはその子の行動を正すことが趣旨ではありますが、しつけのメソッドだけではしつけを語れない部分があるのです。「抱っこが出来ません」という問題に対して、多くの人は抱っこの練習をすると思います。しかし、もし背中が痛くて持ち上げられるのが嫌だったら?背骨からくる内臓の異変と腕からの圧迫が嫌だったら?手足が痛かったら?それはしつけで共生する範囲ではなくて、整体をして戻す範囲内です。また体を触ると嫌がることだって、慣れてないだけならしつけの範疇ですが、痛くて触らせない子は整体の分野です。もし整体をせずに触ることだけ練習すればそれは反抗し続けてもおかしくありません。
すなわち、しつけと整体は結構密接にかかわっているのです。整体は健康だけでしょう?って思うかもしれませんが、そうでもないとわかっていただけたと思います。だから私は必ず初回トレーニングで検査は行わせていただいております。以前受けたお客様は検査を受けていないと思いますので、もしご興味あればご連絡ください。
〇カイロプラクティックに関して(おまけ)
カイロプラクティックは受けたことがない人でも一度は目にしたことがある文字ではないかと思います。背骨のことは先ほど語りましたが、その起源を話していませんでした。アメリカのパーマーさんという人が発見したのですが、首(頸椎)を正すと病気が消えていくことを目にしたことが始まりです。西洋医療であれば手術をしたり、薬を処方されたりして直すのですが、体内の中にはすでに自然治癒力というものが備わっていると結論づけ、背骨を正すとそのドクターが働いてくれるというのがカイロプラクティックです。すなわち薬を使う前に、自分の治す力で直してみようよ。というごく自然な考え方なのです。逆に体内にはない薬は時に毒になってしまい人によってはアレルギーなどを発症してしまいます。だからもとからあるものを衰退させるのではなく、むしろ発揮させていこう!というものです。
また私がカイロプラクティックが好きなのは自分も受けて効果があったからというのもありますが、カイロプラクティックの起源の考え方に「キリスト教の精神」が関わっていることが好きです。イエスの奇跡といえば知らない人でも耳にしたことはあると思いますが、立てない人が立ったとか、治せないものが治ったとかそういう奇跡です。私は実際に師匠の施術院でそういうワンちゃんを見てきました。TVにも取り上げられるくらいです。実際に手術をしても治らない子が治っています。みんながみんなキリストの精神ではありませんが、私個人はその部分が最も好きですから、私が施術をする際はそのような面持ちで行わせていただきます。
いかがでしたでしょうか。
私は愛情のない飼い主は少ないと思っています。(いないとは言いません)
ただ愛情のかけ方が実に人間的で、犬に伝わってないのがほとんどだと思っています。今回は犬種の情報でしたが、私はしつけを通して信頼関係や、犬との共生をサポートするためのサービスを提供しております。当店の教えは飼い主さんの事情をくみ取り、その家にしかないしつけを提供しています。愛犬と心でつながりたい。来てもらってよかったと言ってもらえるサービスを提供できたらとおもいます。
是非ご興味のある方はご連絡いただければ幸いです。
私の主に感謝しつつ。
中島
2025/09/22
料金体系変更のお知らせ
いつもお読みいただきありがとうございます。
DOGLIFECorinth~13:13~の中島です。
10月から料金体系に変更がありますので、そのお知らせでございます。
①体重区分
現在の体重区分は最小が10㎏ですが5㎏以下にさせていただきます。
5㎏・10㎏・20㎏・30㎏・・・・です。
②時間制
今までは継続は1時間からとさせていただきましたが、2時間制とさせていただきます。
そのため、1時間であっても2時間とさせていただきます。
③土日料金
今までは土日料金をいただいておりませんでしたが、10月からは+2000円とさせていただきます。
また、営業日も【月・木・土・日】とさせていただきます。
直近まで料金が定まらず大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
中島
2025/08/27
【犬種】短頭種のなぜ
こんにちは。DOGLIFECorinth~13:13~のトレーナーの中島です。
当店は各ご家庭に赴いてそのご家庭に合ったしつけ方をアドバイスしています。その子の性格傾向と家の環境に合わせてかかわり方を提案するから飼い主様も納得しやすく、自分たちのペースで進んでいけるサービスを提供しています。しつけは1歳までと言われますがお客様には14歳の子もおり、犬種や場所問わず全国出張で受け付けておりますのでご興味のある方はご連絡ください。
今日のテーマは
「短頭種のなぜ」
です。
読んでほしい方
・短頭種を飼われている人
・知り合いに短頭種の子がいる人
・短頭種の特徴を少しでも知りたい人
短頭種とは、ブルドッグをはじめとしたマズルが短い犬のことを指します。ブルドッグのほかには、パグ・フレンチブル・ピットブル・ボクサー・ボストンテリア、分類上はチワワ・シーズー・ポメラニアンなどなど。マズルの長さ一つとっても単なる特徴ではなく、色々な行動に影響しています。そこで短頭種(特にブルドッグ系)のなぜ?を集めてみました。
☆ブーブーいうのはなぜ?
短頭種気道症候群というものがあります。短頭種は自然界にいたわけではなく、人為的にその形をつくった経緯があるためか、体に難が出やすい体質と言えます。その中でもマズルを短くしたことによる苦しさがあります。それが短頭種気道症候群です。
症候群といわれるとすごく怖く感じると思いますが、正しい知識を入れましょう。
症候群とあくまでその症状を集めたものであり「病気名」ではありません。すなわち、あなたがゴホゴホと咳をして喉を傷めていたら、咽頭系の症候群であり病気名ではないというのが正しい認識です。だから症候群と言われても「ガンです」と言われ頭を石で殴られたようにショックを受けてはいけません。あくまで症状を集めたものです。
その症候群の中にはいくつかありますが
・軟口蓋長過長(なんこうがいかちょう)
・外鼻孔狭窄(がいびこうきょうさく)
がよく頻出するものかとおもいます。私は医師ではないのでどんな傾向があるかはわかりかねますが、今回の私の勉強はこの二つを取り上げたいと思います。
「軟口蓋過長」とは、簡単に言うと喉の奥が封鎖されている状態です。
軟口蓋というのは、のどちんこから奥の部分で、人間にもあります。もしその部分が腫れていたら私たちも苦しいですね。呼吸するたびにブーブー音を鳴らしてしまうかもしれません。短頭種はその部分が肥大している子が多く、最悪は手術で切除するとのことです。私は鼻が鳴っているのかと思っていましたが、鼻より奥に問題がある子がいると知りました。皆さんの子が鼻より奥でガーガー言っていれば、もしかすると、もしかするかも。
「外鼻孔狭窄」とは、簡単に言えば鼻の穴が小さいということです。
色々なワンちゃんの鼻を見てきましたが、確かに短頭種の子は鼻の穴のかたちが変形している子はとても多く感じます。空気の入り口が狭いため呼吸に難が出てしまうということです。こちらも手術で広げることができるそうです。
他にも気管や気道にまつわる病気はありますが、興味のある人はもっと詳しいページを見るといいと思います。
☆なぜ興奮症がおおいのか
興奮症は病気ではありません。あくまで心理傾向を指した言葉であり、それこそ症候群に近い言葉かと思います。名前のついている病というのはその原因がハッキリしているものであり、症候群というのは病理的な原因が一つではありません。興奮する理由はそれぞれ違いますから、病ではないということです。遊び足りないという低次元な話から、脳に異常があるという高次元な話まで全て興奮症にされてしまいます。
だとしても、短頭種は興奮する子が多いというのが私の印象です。短い手足をブンブン動かしながら人間に体当たりしているドッグランのフレンチブルは多いです。さらに家の中でも落ち着けない短頭種もよく伺いますし、外で会うとずー――っと止まらない子も見受けます。なぜ短頭種は興奮する傾向があるのでしょう。
それも呼吸・気道に関係していると私は思っています。
というのも、人間も含めた生体というのは呼吸を使って脳をコントロールしています。頭に血が上ったとき深呼吸をするとスッと冷静になるといわれますし、やったとこはなくともイメージができる話かと思います。それはしっかりと冷たい空気を入れ込むことで、脳における間脳という領域が冷やされるシステムが生体に備わっています。間脳とは自律神経を司る部分ですので、深呼吸をすることで脳が冷やされ冷静になるということです。
しかし短頭種はマズルが短かったり、入り口が狭かったりとうまく呼吸を入れ込めない子が多いです。すなわち脳が冷やされる機会が少ない=脳が常に興奮状態と言えると思います。それが興奮症のよくある悪循環だと思います。脳が冷やされないことは熱中症とも関わっていて、そのために短頭種は熱に弱いと言われる所以ではないでしょうか。すべてはつながっていますね。
もしも家の子に落ち着いてほしい場合、ゆっくりした時間を持ってあげるもよし、保冷剤を数分間鼻の前に置き、冷気を入れ込んであげることがいいと思います。あまりやると鼻の奥が痛くなるので数分で。
☆おならが多いワケ
簡単に言うと、口から入ってくる空気が多いからそれだけ出ちゃう。とのこと。
興奮したときに呼吸をして
食べたときに口から呼吸をして
など鼻ではなく、口呼吸が多いが故飲み込む量が増えるというのが説です。
色々なものを見ても詳しい説明があまりなされていないのでこう少し深堀りしてみました。まず飲み込んだ空気はすべてがおならになるわけでありません。80~90%は血液に吸収されて肺に流れていき、口から出ていくそうです。吸収されなかった空気がおしりに流れていくということです。もしも1000mlの空気を飲み込んだら100mlがおならになるし、500mlだったら50mlということです。そういう意味で口からいっぱい空気を飲むから、結果的におならが多いというのが正確な認識だと思います。
また、食べるものによってはガスがたまりやすいといわれています。多くは糖質の摂りすぎと言われています。糖質は腸で発酵してメタンガスになり、臭いおならの原因を作ります。ごはんによってはお米がいっぱい入ったフードであったり、おやつのボーロをいっぱい食べてしまうと腸内環境が悪くなるので糖質に注意です。ただ、適度な糖質は必要なので抜きすぎると低血糖になるため抜きすぎることはやめましょう。
☆チャウチャウのベロは青い
急に特定の犬の話になりますが、昔から気になっていたんですよね。知らない人のために言うと、チャウチャウという犬種の下は真っ青なのです。一見まるでド・チアノーゼのように真っ青なことにどんな理由があるのだろうかと。
一言で言って、遺伝だそうです。
なんだ…つまらない。
と思われるかもしれませんが、なんとチャウチャウのパピーちゃんはピンク舌だそうです!!!!(衝撃の事実)
チャウチャウの前の種類の舌も青色だそうですので、遺伝なのかもしれませんね。
舌が赤いのは血液の色でありますので、血が青くなることはないですから血が変わったわけではないと思います。では何が関わっているんでしょうね。それは私にはわかりません。今回はわからないということが分かったという哲学的な結論にとどめておきます。
☆短頭種同志でしか遊べない理由
よく短頭種で集まっているシーンを見たことはありませんか。またドッグランでも短頭種に噛みついてしまう警戒してしまう子はいたりしませんか。それ、訳があるんです。
結論からすると、短頭種はマズルが短いため挨拶する距離が近いんですよね。私たちも名刺交換の際いきなりパーソナルスペースに入られたらドキッとしますよね。短頭種はグイっと入らないと挨拶ができない体をしています。だから小さい時から短頭種に慣れた子にとっては普通のことでも、短頭種を知らずに短頭種とあいさつをすると「あのこは距離が近い!」と怒る・怖がるケースがあります。
私たちも小さい時から英語を勉強したり、外国人と触れ合っていたら外国人への抵抗は減りますね。慣れ(危険性の鈍化)という心理です。犬にもそれがあり、短頭種を毛嫌いするのは慣れていないことが多いです。だから結果的に短頭種は短頭種で集まって遊びがちになるという構図が出来上がります。
いかがでしたでしょうか。
私は愛情のない飼い主は少ないと思っています。(いないとは言いません)
ただ愛情のかけ方が実に人間的で、犬に伝わってないのがほとんどだと思っています。今回は犬種の情報でしたが、私はしつけを通して信頼関係や、犬との共生をサポートするためのサービスを提供しております。当店の教えは飼い主さんの事情をくみ取り、その家にしかないしつけを提供しています。愛犬と心でつながりたい。来てもらってよかったと言ってもらえるサービスを提供できたらとおもいます。
是非ご興味のある方はご連絡いただければ幸いです。
私の主に感謝しつつ。
中島
2025/07/23
【脳科学】脳の同期~コミュニケーションの大切さ~
こんにちは。DOGLIFECorinth~13:13~のトレーナーの中島です。
当店は各ご家庭に赴いてそのご家庭に合ったしつけ方をアドバイスしています。その子の性格傾向と家の環境に合わせてかかわり方を提案するから飼い主様も納得しやすく、自分たちのペースで進んでいけるサービスを提供しています。しつけは1歳までと言われますがお客様には14歳の子もおり、犬種や場所問わず全国出張で受け付けておりますのでご興味のある方はご連絡ください。
今日のテーマは
「脳の同期~コミュニケーションの大切さ~」
です。
読んでほしい方
・脳が同期する?
・コミュニケーションが大切なのはわかるけど
・いつ同期されるの
・全然わかりません
〇脳は同期する
最近になって、脳は同期すると言われています。実際にハイパースキャニングといって脳活動を見ながら共同活動を見ると、個人差はあるためなんでもシンクロするわけではないものの、大抵は同じところを使っていることが分かっています。ただ自閉症やアスペルガー症候群ではそうもいかないそうです。他人同士が分かり合える「共感」は脳の同期から来ていることが分かる。
ともすると、会話が成立しない時というのはお互いに脳の違う部分を使っていると考えられる。だから「この人とは馬が合わない」というときは、脳タイプが違うと思えばいいかもしれない。この人は「何話してもピッタリ合う」というときは脳の使い方が同じなのかもしれない。また、脳は初対面のほうが同期すると言われている。初対面の会話というのは大抵、天気・趣味、共通点探しである。初対面から恥ずかしいことを話す人はいないわけです。すなわち、初対面のほうが会話の流れが決まっているため同期しやすいのではないかと私は思う。
私のお客さんの大半は初対面ですが、会話ができる理由は「犬のこと」という共通点があるため急に本題に入ることが出来ます。また、もっと飛躍して話すと私は犬と同期する力が一般人よりも高いかもしれない。犬の表情、行動、微妙な緊張感、目のチカラ、皮膚の状態等からも分かるし、いつもは1時間吠える子でも半分の時間で慣れてしまう子も珍しくないことからそう思います。脳の同期と言われて犬との同期もあるのではないかと思いました。
〇コミュニケーションがもたらすもの「人間編」
社会一般的に、コミュニケーションをとることが求められます。むしろコミュニケーションをとらなかったことによって破壊するものもあります。成長しないこともあります。コミュニケーションと聞くと「会話」というイメージがパッと浮かび上がりますが、広域に言えば「関わり」と言えます。愛情の反対は無関心というように、関わりと無関心と言えるかもしれません。
会話することもそうだし、触れること、側にいること、手紙を書くこと、応援すること、お弁当を作ること、叱ること、見つめること、真剣になること、相談すること、うなずくこと、笑うこと、一緒に何かをすること、プレゼントをすること・・・
(叱ることについては他で書こうと思います)
私が思いつく限りではありますが、コミュニケーションには必ず渡し手と受け手がいることが分かります。よく、コミュニケーションの方法は様々と言いますが、渡し手と受け手が認知した相互関係になれるとより深い関係になれると思います。すなわち、コミュニケーションが深まれば深まるほど、イコールでつながれていくということです。たとえ親と子でも他人は他人です。しかしコミュニケーションが生まれることで親と子に親和性が生まれ、数多くのことがイコールでつながれていくと思います。
お母さんはへそのうで繋がっていたくらいですから、お父さん以上にイコールが強いと言えます。ですから、世の中のお父さんはコミュニケーションにハンデを負っていると言わざるを得ません。すなわち、お母さん以上に子供とのコミュニケーションをとる必要があるかもしれませんね。
このイコールは子供の愛着基盤になり、成長の土台につながっていきます。何がイコールになるのかは成長段階によって違います。中学生にベタベタするのはNGだし、赤ちゃんに激励してもうまく伝わりません。その年齢に応じたイコールがあると思っています。
脳同期(共感)=コミュニケーション=イコールの生成
イコールを作り出すもの、それは共感力です。
相手の立場になって共感することこそ、なるべく適切なイコールを作り出せると私は思っています。小学生であれば自分が小学生の時を思い出してイコールを作り出し、大学生なら自分が大学生の時を思い出して相手と接するわけです。あなたの共感力は子も真似をして社会に出ていきます。すなわち、共感力というのはその子の財産になると思っています。
〇コミュニケーションがもたらすもの「愛犬編」
それでは犬に対してはどうでしょうか。犬と会話することが出来ると思っている中島からすると、犬にも財産を分け与えることが出来ると思っています。
これを読んでくださっている方は問題行動に悩まされた経験があると思います。現在も悩まされている方かもしれません。犬への財産とは「平安」です。いろいろなご家庭を見ますが、問題行動が少ない家というのはコミュニケーションをたくさんとっていると私は思います。「ずっと一緒にいるけど問題行動ばっかりです」という方もいるかもしれません。私が言っているのは時間ではありません。いかに相手の立場になれるかということです。
おしっこの失敗において、成功する家は「ワンちゃんだもん、しょうがないよ」と失敗を無意識に許せる家です。しかし、絶対に失敗させたくないゆえに、自分都合で怒ってしまうのは、相手の立場になっていないと言えます。(無言で処理したとしてもワンちゃんは心の状態で判断しています笑)
だから皆さんが抱える問題行動は温かい空気からつくられるものではなく、冷たい空気からつくられてしまう可能性があります。犬はコミュニティの生き物ですから、群れを意識します。そこから疎外されれば不安になるし、かまってくれないと物を壊してまでアピールします。どうしたらこの負の遺産から逃れることが出来るでしょうか。それは犬に変わってもらうのではなく、飼い主が変わることです。飼い主の共感力を磨くことだと思っています。そのお手伝いが私になります。まずは犬たちのことを分かってあげましょう。
〇愛犬と会話していますか?
犬が本当に思っているかどうかわからなくても、「俺今こう思ってるんだぜ」「私それ嫌なの」とか当てずっぽうで会話したりしませんか?私は本当にいいことだと思っています。話しかけることだけか会話ではありません、相手の気持ちや立場を想像しながら相手と接することが共感力において最も大切なのです。もし違っていたとしてもどこの誰が正解を出すのでしょう。神様にしかわからないのですから、当てずっぽうでもいいじゃないですか。それで笑顔が増え、犬も構ってもらえて幸せじゃないですか。
ひと昔前は「犬が家族みたい」とマイナスニュアンスで使われていましたが、今の犬は家族になりました。家族なら会話してもおかしくないですよね。むしろ犬を存在させているだけではもったいないと思います。
「後悔先に立たず」
年齢を重ねてから後悔しても時間は取り戻せません。早い時間から呼んでくださった方はラッキーです。問題行動がなくても教えたいことがあると思っています。問題行動がないとしても犬の常識を知らない時点でもったいないからです。心理だけではなく、生理、整体、より良い飼い方があるかもしれませんね。ぜひご連絡お待ちしております。
いかがでしたでしょうか。
私は愛情のない飼い主は少ないと思っています。(いないとは言いません)
ただ愛情のかけ方が実に人間的で、犬に伝わってないのがほとんどだと私は思っています。私はしつけを通して信頼関係や、犬との共生をサポートするためのサービスを提供しております。普通のドッグトレーニングは理想を押し付けるようなやり方ですが、当店の教えは飼い主さんの事情をくみ取り、その家にしかないしつけを提供しています。愛犬と心でつながりたい。来てもらってよかったと言ってもらえるサービスを提供できたらとおもいます。
是非ご興味のある方はご連絡いただければ幸いです。
私の主に感謝しつつ。
中島